FXのスワップポイントで稼ぐことは可能?|国内証券会社の闇とリスク

FXのスワップポイントで稼ぐことは可能?|国内証券会社の闇とリスク

スワップポイントで稼ぐにあたり、為替差益やスプレッドの問題などFXのリスクをしっかりと理解しておきたいところです。

確かにスワップポイントで稼ぐのは、リスクを取りたくない人にとっては魅力的ですが、実際に運用するにあたり選ぶFX会社の問題、取引環境などさまざまな問題があります。

また2020年のコロナの影響で高金利で知られるトルコリラなどの新興国通貨含め、世界各国の政策金利が大きく下がっています。

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インベスター
資金や運用方法によってはもちろん可能ですが、反対にリスクもあります。この記事では次のポイントがわかるように解説していきましょう
  • そもそもスワップポイントとは何かがわかる
  • 知られていないスワップポイントのリスクがわかる
  • スワップポイントを狙うためにオススメの運用方法がわかる
  • スワップポイントよりも効率の良い投資方法がわかる
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FXのスワップポイントとは何なのか

FXのスワップポイントとは何なのか

これまで投資をしたことがない方や株式投資をしていたトレーダーは、スワップポイントが何なのかわからないかもしれません。

FXには、為替差益以外に2国間の通貨の金利差によって受け取れるスワップポイントがあります。このスワップポイントは金利差調整分とも呼ばれます。

日本は超低金利通貨で金利の高い通貨を買うと良し

日本は超低金利政策で、2016年以降「-0.1%」のマイナス金利になっています。

金利の高い通貨は、「トルコリラ」「メキシコペソ」「南アフリカランド」などの新興国通貨などがあり、2020年10月現在のトルコリラの政策金利は「10.25%」を誇ります。

スワップポイントを受け取るためには、日本円を売り、トルコリラを買うことで毎日金利差を受け取れます。

10.25% – (-0.1) = 10.35%

反対に日本円を買い、トルコリラを売る場合にはマイナススワップとなり、毎日スワップポイントを支払わなければなりません。

政策金利差をそのまま受け取れるわけではない

スワップポイントは同じ通貨ペアでも、取引している証券会社・FX会社で異なります。

実際にトレーダーに付与されるスワップポイントは、FX会社の利益を差し引いた分が付与されます。FX会社Aではプラススワップなのに、FX会社Bではマイナススワップということもよくあります。

なので、スワップポイントを狙った投資をする場合は、どこのFX会社を選ぶのかが非常に重要になります。

各国の政策金利一覧

国ごとに政策金利は異なるので、どの国がどのくらいの政策金利であるか知るために一覧表を作成しました。

記載の政策金利は2020年9月時点のものになります。

政策金利
トルコ10.25%
中国4.35%
メキシコ4.25%
ロシア4.25%
南アフリカ3.50%
香港0.86%
アメリカ0.25%
カナダ0.25%
オーストラリア0.25%
ニュージーランド0.25%
イギリス0.10%
欧州0.00%
ノルウェー0.00%
スウェーデン0.00%
日本-0.10%
スイス-1.25%

政策金利は常に変わるので、最新情報を確認したい方は外為どっとコム|政策金利一覧を確認しましょう。

スワップポイントで稼ぐのが危険な理由

スワップポイントで稼ぐのが危険な理由

冒頭で述べたようにスワップポイント狙いの運用をする際には、「為替差益」と「スプレッド」など注意する点がいくつかあります。

リスクを理解する上でも非常に大切なので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

相場変動による為替差益がある

スワップポイントを運用しようと考えている方の中には、一つのポジションを長期投資で運用しようと考えている方もいるのではないでしょうか?

ここで少し簡単な計算をしたいと思います。コロナの影響で、現在TRY/JPY(トルコリラ/日本円)のスワップポイントは買いで¥20くらいのところが多いです。

仮に1万通貨で¥20として、毎日¥200のスワップポイントを受け取りたいとしましょう。ロット数と必要証拠金は次の通りです。

必要証拠金は次の計算式で求めることができます。

必要証拠金 = 取引通貨量 ÷ 最大レバレッジ × 取引通貨ペアの現在レート

ロット数(1ロット=1万通貨)最大レバレッジ必要証拠金
10ロット25倍¥50,000

相場変動がない場合は、このTRY/JPYを買いで10ロット(10万通貨)持つだけで、毎日¥200受け取れますが、実際は相場変動がありますよね?

10ロットのポジションを持った場合、どのくらいの変動でどのくらいの為替差益が生まれるのかも見てみましょう。

変動幅10万通貨での損益
1pips(0.01円)¥1,000
10pips(0.1円)¥10,000
100pips(1円)¥100,000
1,000pips(10円)¥1,000,000

TRY/JPYのチャートが下がり続けると含み損がどんどん膨らんでいきます。

たった1円の変動で含み損が10万円にもなり、これではスワップポイントで稼ぐという話ではなくなります。

またDMMFXやGMOクリック証券などの国内証券会社は、ロスカット水準が証拠金維持率50%を下回った場合が多く、¥50,000で運用していた場合は含み損が¥25,000以上になると強制ロスカットとなります。

相場変動の例

上の画像のように為替変動は、1年間のうちに¥5~¥10程度動くことはざらにあります。特にTRY/JPYなどの新興国通貨の相場は荒れやすいです。

pipsについてよくわからないという方は関連記事の「pipsの計算方法|ピップスとは?ロット数と損益額との関係性も」を参考にしてください。

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為替変動を甘く見て、ポジションを持つほど危険なことはないですね

スプレッドの拡大にがいつ起こるかわからない

国内証券会社の多くは、固定スプレッド制を採用しており、スプレッドが「0.3pips~0.9pip」程度のところが多いです。

スプレッドは、固定だから気にしなくても良いと考えている方は要注意です。

相場にはファンダメンタルズや不況によって、大変動が起こることがあります。この時にポジションを持っていると固定スプレッドであってもスプレッドは拡大します。

楽天FXが過去にスプレッドが拡大した例を見てみましょう。

2016年3月に楽天FXで一瞬スプレッドが1,500pips(15円)まで拡大しました。

スプレッドは、ポジション保有中に広がると含み損にプラスされます。もちろん元のスプレッドが戻れば、含み損からも減りますが。

10ロット(10万通貨)でポジションを持っていたら、一気に含み損が150万円以上まで膨らんでいたことになります。

国内証券会社は、追証と呼ばれる借金があるので、口座残高以上に損失が出るとその損失も支払わなければなりません。

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これらの理由から私は国内証券会社でスワップポイントを運用するのに強く反対します。スワップ運用は追証のない海外FX会社を選びましょう。本当に…

スワップポイントは日々変動する

スワップポイントは、日々更新されプラススワップだったものが、マイナススワップになっているということもあります。

特に今回のコロナの影響でスワップ狙いのトレーダーに人気の新興国通貨のスワップポイントが大きく減ってしまっています。

長期運用をしている方は、この部分も日々確認する必要があります。

スワップポイントで稼ぐためにリスクを減らす投資方法

ここまで「為替差益」と「スプレッド」による影響でスワップで稼ぐことが難しいと思われている方に、有効なトレード手法を紹介したいと思います。

2社間の両建てによるスワップ狙い

2社間の両建てによるスワップ狙い

買いと売りの両方のポジションを同時に持つ取引手法が「両建て」ですが、両建てをすることで為替変動による影響を受けなくなります。

またスワップポイントはFX会社によって異なるので、その差を利用して低リスクでスワップポイントを稼ぐことができます。

ただ両建てするとかなりローリスクローリターンになります。またプラススワップになる組み合わせも多くはありません。

私が探した範囲では、GMOクリック証券のドル円が「1ロット買いで14円」、DMM FXのポンド円「1ロット売りで-10円」などがありました。(現在は変わっているかもしれません。)

この2社間のドル円を両建てすると1日あたり受け取れるスワップポイントは、次のようになります。

¥14 – ¥10 = 1日に受け取れるスワップポイントは¥4

うーん、少ないですね。仮に10ロット(10万通貨)で運用しても1日あたり¥40のスワップポイントしか受け取ることができません。

また10ロット(10万通貨)のポジションをドル円で保有するためには、最大レバレッジが25倍の国内証券会社の場合は、¥400,000程度必要になります。両建てすると¥800,000ですね。

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アル
必要証拠金多すぎネ!FX会社で比べて見るとお宝があるかもしれない程度あるな

国内証券会社では、基本的に2社間の両建ては禁止されていませんが、海外FX会社の多くはアービトラージに当たる2社間の両建ては禁止されている場合が多いです。事前に各FX会社の利用規約を確認しましょう。

リスクヘッジが可能な3すくみ手法

3すくみ手法のイメージ画像

2019年12月頃、GemForexという海外FX会社で3すくみという手法が流行りました。

この手法は、次のようにポジションを持つと為替の影響を受けずにスワップポイントを受け取れるというものでした。

  • EUR/USD:1ロット買い
  • EUR/ZAR:1ロット売り
  • USD/ZAR:1ロット × (EUR/USDの現在レート)買い

この3すくみ手法のすごいところは、全ての通貨ペアのスワップポイントがプラスで、月利30%を実現できる点でした。

私自身も実践しリスクといえば、EUR/ZARのスプレッドくらいでした。

この手法はSNSでかなり広まってしまい、2ヶ月程度でスワップポイントが調整されてしまいましたが、このような3すくみを見つけることでリスクヘッジしてスワップポイントを受け取ることも可能になるかもしれません。

スワップポイントで稼ぐなら国内証券会社はやめよう

皆さんは海外FX会社にどのようなイメージを持っているでしょうか?

「知識が無いしなんだか怪しい」「レバレッジが高くて危険」「どの海外FX会社を選べばいいのかわからない」

初心者トレーダーは「皆が使っているし、日本の証券会社だから安心そう」という理由で国内証券会社を選んでいるかもしれません。

ただ日本の金融庁はトレーダーを守るために法律を整えていません。では何を守るために金融商品取引法があるのか。それは「国内証券会社を相場のリスクから守るため」です。

なので日本証券会社は顧客の損失補填を認められていませんし、海外FX会社が日本国内に進出することを良しとしていません。

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ちなみに海外FX会社は厳密には日本居住者にサービスを提供していないので法律違反ではありません。

海外FX会社はレバレッジが高くて危険なイメージかもしれませんが、海外FX会社によっては最大レバレッジを設定できますし、レバレッジが高いほうが高いロットを張る時にも少ない証拠金で済みます。

追証も無いので、取引口座の資金以上に損をすることもありません。

先ほどドル円でスワップポイントを狙うために10ロット(10万通貨)として必要な証拠金は¥400,000と言いましたが、レバレッジが高い海外FX会社の場合そこまで資金を用意する必要はありません。次の例をみてください。

国内証券会社の最大レバレッジ25倍、海外FX会社の最大レバレッジ500倍、ドル円レートが¥105の時の必要証拠金は次のとおりです。

最大レバレッジロット数必要証拠金
25倍10ロット(10万通貨)¥420,000
500倍10ロット(10万通貨)¥21,000

同じトレードでも海外FX会社のほうが少ない証拠金で取引できることがわかりました。

基本的にスワップポイントを狙う場合は、常に資金を相場のリスクに晒してしまうので、追証のない海外FX会社の利用を強くおすすめします。

信頼できる海外FX会社をしたい方は、次の関連記事を参考にしてください。高スワップポイントでおすすめなのはです。

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スワップポイントで稼ぐにあたって為替差益と相場リスクが大きく、あまりおすすめはしないと説明してきました。

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まとめ

スワップポイントで稼ぐにあたってコロナの影響で、ほとんどのFX会社で受け取れるスワップポイントは少なくなってしまいました。

またリスクも一定数あることから、私はスワップ狙いを推奨していません。

それでもスワップ狙いをしたい方は、海外FX会社でリスクを限定し、高いスワップポイントを受け取れる通貨ペアで取引するようにしましょう。

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