GemForexの最大レバレッジは1,000倍で海外FX会社の中でもトップクラスの水準を誇ります。しかしレバレッジが高いことだけがメリットなのでしょうか?
「レバレッジの制限はあるのか」や「変更は可能か」など、そのほかにも確認しておきたいポイントがあります。今回は、そんな部分を解説していきましょう。
- 口座タイプや取引銘柄ごとの各レバレッジがわかる
- 他の海外FX会社とレバレッジを比較することができる
- レバレッジに制限がかかるケースがわかる
- レバレッジの変更方法や計算方法についてわかる
そもそもレバレッジについてよくわからないという方は、詳しく説明している動画がありましたので、参考にしてください。
GemForexの最大レバレッジ
項目 | オールインワン口座 | ノースプレッド口座 | 5,000倍口座(限定300口座) | デモ口座 |
---|---|---|---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 | 5,000倍 | 1,000倍 | |
マージンコール | 証拠金維持率50%以下 | |||
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 | |||
最低ロットサイズ | 0.01ロット(1,000通貨)〜 | 1ロット〜 | 0.01ロット〜 | |
最大ロットサイズ | 30ロット | 100ロット |
GemForexのレバレッジに関する最大の特徴としては、オールインワン口座とノースプレッド口座どちらも最大レバレッジが1,000倍に設定されていることです。
自動売買(EA)やミラートレードを使用する場合も最大レバレッジ1,000倍でトレードすることができます。
ロスカット水準も証拠金維持率が20%以下になった場合なので、ロスカットされるまで余裕を持ってトレードができるメリットがあります。
オールインワン口座とノースプレッド口座の大きな違いにスプレッドの違いがあります。詳しくは関連記事の「GemForexのスプレッドは狭い!|一覧表&早朝など広がる時間も」を参考にしてください。
GemForexと他の海外FX会社とのレバレッジ比較
海外FX会社 | 最大レバレッジ | ロスカット水準 |
---|---|---|
GemForex | 1,000倍 | 証拠金維持率20%以下 |
XM | 888倍 | 証拠金維持率20%以下 |
TitanFX | 500倍 | 証拠金維持率20%以下 |
Axiory | 400倍 | 証拠金維持率20%以下 |
is6com | 1,000倍 | 証拠金維持率50%以下 |
FXGT | 500倍 | 証拠金維持率50%以下 |
海外FX会社の中でもトップクラスであることがわかりますね。もう一つ、GemForexのノースプレッド口座に相当するECN口座と呼ばれる口座タイプのレバレッジも比較してみましょう。
海外FX会社 | ECN口座相当の最大レバレッジ | ロスカット水準 |
---|---|---|
GemForex ノースプレッド口座 | 1,000倍 | 証拠金維持率50%以下 |
XM ゼロ口座 | 500倍 | 証拠金維持率20%以下 |
TitanFX ブレード口座 | 500倍 | 証拠金維持率20%以下 |
Axiory ナノスプレッド口座 | 400倍 | 証拠金維持率20%以下 |
is6com スタンダード口座のみ | 1,000倍 | 証拠金維持率50%以下 |
FXGT MT5口座のみ | 500倍 | 証拠金維持率50%以下 |
is6comとFXGTには、ECN口座に相当する口座タイプがありません。XMのゼロ口座は500倍まで下がってしまうことがわかります。しかしGemForexのノースプレッド口座のレバレッジは1,000倍のままです。
GemForexのCFD取引は銘柄ごとにレバレッジが違う
GemForexは為替取引はもちろん、日経225やダウ平均などの現物株価指数CFDに加え、ブレント原油などの先物取引も可能です。ただ注意したいポイントとして、レバレッジが為替取引よりも低く設定されている点です。
株価指数CFDに関しては、GemForexのサポートに確認したところ現物取引となるようです。実際に各CFD銘柄のレバレッジを確認してみましょう。
株価指数CFDのレバレッジ一覧
GemForexでは株式指数CFDの10銘柄の取引が可能です。為替取引よりもレバレッジが低いので、取引の際は一度確認することをおすすめします。
Nikkei225をJPX/JPYと表記されていますが、右側の通貨がチャート上に表示される基軸通貨を表しています。この場合はNikkei225は日本円が基軸通貨です。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
Nikkei225 JPX/JPY | 200倍 |
CAC40 (FRA40) CAC/EUR | 100倍 |
DAX (GER30) DAX/EUR | 100倍 |
FTSE 100 (UK100) FTX/GBP | 100倍 |
NASDAQ (US100) NAS/USD | 100倍 |
US30 (DJ30) DOW/USD | 100倍 |
US500 (S&P500) S&P/USD | 100倍 |
ASX200 (AUS200) ASX/AUD | 100倍 |
Euro50 (EUSTX50) ESX/EUR | 100倍 |
Hang Seng50 (HK50) HSX/HKD | 66.7倍 |
エネルギーCFDのレバレッジ一覧
エネルギーCFD商品は2種類の取引が可能です。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
BRENT BRT/GBP | 66.7倍 |
WTI Light Sweet (WTIUSD) WTI/USD | 66.7倍 |
GemForexのレバレッジが制限されるケース
GemForexに限らず、どの海外FX会社でも一定の口座残高を越えるとレバレッジが制限されます。GemForexの場合は、200万円を越えるとレバレッジが500倍に制限されます。
最大レバレッジ1,000倍の取引環境を維持したいなら、口座残高を200万円未満にしておく必要があります。また補足として次のポイントも確認しておきましょう。
- CFD銘柄については口座残高に関係なく個別のレバレッジが有効
- あくまで口座残高なのでボーナスは含まれません
他の海外FX会社とのレバレッジ制限比較
他の海外FX会社も口座残高によってレバレッジに制限を受けると説明しましたが、どのように制限されているのか表を作成してみました。
XM、TitanFX、Axiory、is6com、FXGTの海外FX会社で比較しています。
口座残高 | GemForex | XM | TitanFX | Axiory | is6com | FXGT |
---|---|---|---|---|---|---|
0円〜 | 1,000倍 | 888倍 | 500倍 | 400倍 | 1,000倍 | 500倍 |
200万円〜 | 500倍 | 200倍 | 500倍 | |||
500万円〜 | 200倍 | |||||
1,000万円〜 | 100倍 | 300倍 | 100倍 | |||
2,000万円〜 | 200倍 | |||||
〜2億円 | 200倍 |
こうしてみると口座残高が多くても最大レバレッジ500倍を維持しているGemForexは優秀ですね。ただし、GemForexでは1口座で30ロット(300万通貨)を越える新規発注に制限がかかってしまうので、30ロットを超えるような大口取引には向きません。
GemForexのレバレッジの変更方法
GemForexでは、レバレッジの変更はできません。スタンダード口座・ノースプレッド口座どちらも最大レバレッジは1,000倍に設定されています。
どうしてもレバレッジを制限したい時は、取引口座残高を200万円以上を維持して最大レバレッジを500倍に制限するしかありません。
レバレッジの確認方法
制限を受けていなければ、基本的に口座タイプがオールインワン口座やノースプレッド口座、デモ口座であれば最大レバレッジは1,000倍。5,000倍口座であれば最大レバレッジは5,000倍です。
また口座番号をGemForexサポートに伝え、現在のレバレッジを確認してもらうと間違いありません。
GemForexのホームページへアクセスし、会員ページから口座番号を確認できます。
GemForexレバレッジの計算方法について
冒頭でも述べましたが、レバレッジが高いことのメリットは次のようなことが挙げられます。
- 証拠金が少なくても大きなロットで取引できる
- ロスカットまで余裕を持ってトレードができる
実際にどれくらい違うのか、まずは異なるレバレッジで必要証拠金(ポジションを持つために最低限必要な証拠金)を求めてみましょう。必要証拠金は次の式から求めることができます。
- 必要証拠金を求める式
- 必要証拠金 = 取引通貨量 ÷ レバレッジ × 現在の為替レート
GemForexのレバレッジが1,000倍、ドル円=¥105の時に、1ロット(10万通貨)のポジションを持つために必要な証拠金を求めます。
100,000通貨 ÷ 1,000倍 × ¥105 = 必要証拠金¥10,500
GemForexの1,000倍レバレッジだと1ロットのポジションを持つのに¥10,500の証拠金が必要
次は国内証券会社の最大レバレッジ25倍、ドル円=¥105の時に1ロット(10万通貨)のポジションを持つのに必要な証拠金を求めてみます。
100,000通貨 ÷ 25倍 × ¥105 = 必要証拠金¥420,000
国内証券会社の25倍レバレッジだと1ロットのポジションを持つのに¥420,000の証拠金が必要
レバレッジ1,000倍で耐えられる損失を計算する
同じ資金量で同じロット数の取引をしたら、どれくらい損失に耐えられるのか見ていきます。
次の条件で1ロット(10万通貨)のポジションを持つと、それぞれ何pipsまで損失に耐えられるのか計算します。
- GemForex:有効証拠金「¥420,000」、最大レバレッジ「1,000倍」、必要証拠金「¥10,500」、ロスカット水準「証拠金維持率20%以下」
- 国内証券会社:有効証拠金「¥420,000」、最大レバレッジ「25倍」、必要証拠金「¥420,000」、ロスカット水準「証拠金維持率20%以下」
GemForexから計算してみましょう。
まず必要証拠金「¥10,500」が証拠金維持率100%の状態なので、ロスカット水準が証拠金維持率20%ということは
必要証拠金「¥10,500」 × ロスカット水準「1/5」 = 有効証拠金「¥2,100」を下回るとロスカットになります。
有効証拠金が¥420,000あるので、¥420,000 – ¥2,100 = ¥417,900。
1ロット(10万通貨)で1pip=¥1,000の損益になるのでpips換算すると417.9pipsの損失に耐えることができます。
同じ要領で国内証券会社が耐えられる損失を計算してみます。
必要証拠金「¥420,000」が証拠金維持率100%の状態
必要証拠金「¥420,000」 × ロスカット水準「1/5」 = 有効証拠金「¥84,000」を下回るとロスカットになります。
有効証拠金¥420,000 – ¥84,000 = ¥336,000。
1ロット(10万通貨)で1pip=¥1,000の損益になるのでpips換算すると336pipsの損失に耐えることができます。
少し、計算多くてややこしいかもしれませんがGemForexは417.9pips、国内証券会社は336pipsの損失に耐えられることがわかりました。
ちなみに国内証券会社はロスカット水準が100%や50%だったり、するので取引前は必ず確認しておきたい部分ですね。
GemForexにはさらに100%入金ボーナスがある
GemForexでは口座開設ボーナスと入金額に対して100%のボーナスが付く100%入金ボーナスキャンペーンを定期的に行っています。
このボーナスキャンペーンを利用すると、¥100,000入金するとさらに証拠金として使えるボーナスが¥100,000追加され、合計¥200,000の証拠金が獲得できます。
詳しくは、GemForexのボーナスプロモーションから確認できます。
まとめ
GemForexでは、やはり高レバレッジを活かした少ない証拠金でのハイレバレッジトレードがおすすめです。
もちろんリスク管理をする必要がありますが、100%入金ボーナスと高いレバレッジを活かせるトレード環境は、他の海外FX会社でも滅多にありません。最後にここまで読んでいただきありがとうございます。