
GemForexのロースプレッド口座は、海外FX会社の中でも国内証券会社のような狭いスプレッド・手数料で取引できる口座タイプです。
そんなGemForexのロースプレッド口座にデメリットはないのか、実際のところスキャルピングに最適なのか、口座開設前に気になるポイントを徹底解説します。


- スプレッド・手数料・レバレッジなど取引環境の全てがわかる
- ロースプレッド口座がスキャルピングに適しているのかわかる
- 他の海外FX会社と比較できる
- ロースプレッド口座の手数料がなぜ安いのかわかる
GemForexのロースプレッド口座とは?特徴と取引環境
GemForexのロースプレッド口座(旧ノースプレッド口座)の特徴は、まとめると以下の通りです。
- レバレッジがオールインワン口座同様1,000倍
- 平均スプレッドが0.3pips〜と狭い
- 取引手数料が無料
- 取引プラットフォームはMT4/MT5(2022年2月〜対応)
- 初期預託金が30万円からと若干高い
- ボーナスが一切ない
- EA・ミラートレードはできない
- スキャルピングは可能だが若干の制限あり

ロースプレッド口座とオールインワン口座の取引環境を比較
項目 | ロースプレッド口座 | オールインワン口座 |
---|---|---|
基軸通貨 | USD・JPY | USD・JPY |
レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
平均最小スプレッド | 0.3pips〜 | 1.4pips〜 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最小ロット数 | 0.01ロット〜 | 0.01ロット〜 |
初期預託金 | 30万円〜 | 5,000円〜 |
1ポジションあたりの最大ロット数 | 50ロット | 50ロット |
ロスカット水準 | 20% | 20% |
ボーナスの有無 | なし | あり |
ゼロカット | あり | |
対応プラットフォーム | MT4/MT5 | |
EA・ミラートレード | 不可 | 可能 |
両建て・ヘッジの可否 | 可能 | |
スキャルピング | 可能だが制限あり |
GemForexのロースプレッド口座の取引環境をわかりやすくするため、オールインワン口座と比較してみました。異なる部分には色づけしています。
ここからはロースプレッド口座のメリットとデメリットを詳しく紹介していきます。
GemForexのロースプレッド口座は取引手数料が無料
GemForexのロースプレッド口座は取引手数料が無料のため、低コストで利用できるのがメリットです。
海外FX会社には、GemForexのロースプレッド口座のように、スプレッドの狭い口座タイプが用意されていることが多いです。
GemForexと他の海外FX会社の取引手数料を比較してみましょう。
海外FX会社 | 往復取引手数料 |
---|---|
![]() Gemforexのロースプレッド口座 | 無料 |
![]() XMのゼロ口座 | $10 |
![]() TitanFXのZeroブレード口座 | $7 |
![]() Axioryのナノスプレッド口座 | $6 |
![]() HotForexのゼロスプレッド口座 | メジャー通貨$6/その他$8 |
GemForex以外の口座タイプでは取引手数料がかかっているのに対して、GemForexのロースプレッド口座は無料という大きな違いがあります。
このようなスプレッド特化型の口座タイプは、外付けの取引手数料を設けてFX会社の利益としているケースが多いですが、GemForexなら手数料は無料です。

なぜノースプレッド口座の取引コストは安いのか
GemForexのノースプレッド口座は、DD方式で顧客の注文を相対取引しているのではないかと言われています。
GemForexが顧客の取引相手となることで、顧客の損失はGemForexの利益に、顧客の利益はGemForexの利益になります。
基本的にFXでは9割のトレーダーが負けると言われており、顧客と反対の売買をすることでFX会社が利益を出せるのです。
さらに勝っているトレーダーの注文は、インターバンク市場にそのまま流すことも可能なので、さらに儲けやすいという背景があります。DD方式とNDD方式については関連記事の「DD方式・NDD方式の違い|有利なのはどっち?FX基礎知識」を参考にしてください。

ロースプレッド口座のレバレッジ1,000倍は業界トップクラス
レバレッジ1,000倍も、GEMFOREXのロースプレッド口座の大きな特徴の1つです。
基本的に海外FXのECN口座と呼ばれるスプレッドの狭い口座タイプは、レバレッジが通常より狭く設定されます。888倍のレバレッジで有名なXMも、ゼロ口座に関しては最大レバレッジが500倍に設定されています。
また、取引口座の口座残高によってレバレッジが制限されてしまうケースがあります。それらも合わせて比較してみました。
海外FX会社 | レバレッジ | 制限後のレバレッジ/レバレッジ制限がされる金額 |
---|---|---|
![]() Gemforexのロースプレッド口座 | 1,000倍 | 500倍/口座残高200万円以上($20,000〜) |
![]() XMのゼロ口座 | 500倍 | 200倍/口座残高200万円以上($20,001〜) |
![]() TitanFXのZeroブレード口座 | 500倍 | レバレッジ制限なし |
![]() Axioryのナノスプレッド口座 | 400倍 | 300倍/口座残高1,000万円以上($100,000〜) |
![]() HotForexのゼロスプレッド口座 | 500倍 | 75倍/口座残高3,000万円以上($300,000〜) |
他の海外FX会社は取引口座の残高が多いほどレバレッジが200倍、100倍と制限されるところもありますが、GemForexのロースプレッド口座は500倍以上制限されることはありません。
詳しくは「GemForexのレバレッジは1000倍!|残高制限は?変更&確認方法も」を参考にしてください。
ロースプレッド口座のスプレッドは最狭水準

GemForexのロースプレッド口座のスプレッドは、国内証券会社並みに狭いです。
TitanFXやAxioryなど、スプレッドの狭い他の海外FX会社と、取引手数料をpips換算して比較してみました。
通貨ペア | ![]() Gemforex ロースプレッド口座 | ![]() XM(XMTrading) ゼロ口座 | ![]() TitanFX Zeroブレード口座 | ![]() Axiory ナノスプレッド口座 | ![]() HotForex ゼロスプレッド口座 |
---|---|---|---|---|---|
USD/JPY | 0.3pips | 1.1pips | 1.03pips | 0.8pips | 0.8pips |
EUR/USD | 0.3pips | 1.1pips | 0.9pips | 0.6pips | 0.7pips |
EUR/JPY | 0.5pips | 1.4pips | 1.44pips | 0.9pips | 1.4pips |
GBP/USD | 1.3pips | 1.3pips | 1.27pips | 1.0pips | 1.0pips |
GBP/JPY | 1.0pips | 2.2pips | 2.15pips | 2.1pips | 2.0pips |
AUD/USD | 0.3pips | 1.4pips | 1.22pips | 0.9pips | 1.6pips |
AUD/JPY | 0.6pips | 2.2pips | 1.82pips | 1.2pips | 1.8pips |
USD/CAD | 0.8pips | 1.5pips | 1.25pips | 1.2pips | 1.2pips |
メジャー通貨ペアでは、ポンドドル以外の全ての通貨ペアのスプレッドはロースプレッド口座が狭いということがわかります。

GemForexのオールインワン口座とロースプレッド口座のスプレッド一覧は、以下の記事を参照してみてください。
海外FX業者の中でも豪華なボーナスで有名なGemForexですが、実はスプレッドもとても狭いことを知っていますか?少ない手数料とボーナスをうまく活用して、大きな利益を狙うこともできます。オールインワン口座・ノースプレッド口座のスプレ[…]
取引プラットフォームはMT4/MT5
GemForexで対応している取引プラットフォームは、MT4とMT5です。
海外FX会社の多くがMT4とMT5に対応している中、GemForexではしばらくMT4のみの対応となっていました。しかし、MT5が2021年8月にデモ口座へ導入、2022年1月には1,000口座限定でリアル口座への導入が開始されました。
そしてついに、2022年2月、MT5がリアル口座へ全開放されました。GemForexロースプレッド口座の3つのデメリット
ロースプレッド口座にはデメリットとなる注意点もあります。しっかり把握した上で利用しましょう。
- ボーナスの対象外
- 初期預託金が30万円以上必要
- EA・ミラートレードはできない
ロースプレッド口座はボーナスの対象外

GemForexの特徴である口座開設ボーナスと100%入金ボーナスですが、ロースプレッド口座の場合は受け取れません。
ただ、GemForexは1つのアカウントで4つまで複数口座を開設することが可能です。そのため、ロースプレッド口座を開設した後に、ハイレバトレード用の口座としてオールインワン口座を開設することもできます。詳しくはGemForexの追加口座開設方法で解説しています。
ボーナスについてはGemForexのボーナス最新情報を参考にしてください。
初期預託金が30万円以上必要
オールインワン口座の入金は100円〜なのに対し、ノースプレッド口座は30万円以上を取引口座に入金する必要があります。
取引条件が良い分、まとまったお金を投資に回せる資金力が必要です。
EA・ミラートレードはできない
GemForexはもともと「ゲムトレード」として、自動売買ソフトを無料提供していた経歴があり、現在もミラートレードや自動売買ソフトを無料で使えます。
取引コストのかからないノースプレッド口座で使用できればよかったのですが、残念ながら裁量取引のみが可能で、EAやミラートレードの取引はできません。
ロースプレッド口座はスキャルピングに最適だがルールあり
GemForexのロースプレッド口座の利用を考えている方は、スキャルピングや短期トレードがメインで、スプレッドや取引手数料の安さを重視している方が多いのではないでしょうか?
スキャルピング自体は可能ですが、以下のルールが設けられています。
GEMFOREXは、ノースプレッド口座とは言え、スプレッド0.0pipsのタイミングのみを意図的に狙ったご利用をお断りしており、平均的にご利用頂けるお客様のみのご利用とさせて頂いております。また、ノースプレッド口座でのスキャルピングのルールとして、短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を頂く可能性がある方は事前にご連絡を頂き、弊社よりカバー先に許可を取らせて頂く必要がございます。許可を取らずにお取引を継続されますとカバー先より予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなる場合がございます。発覚した場合は、利用規約第12条(利用者の禁止行為)10項の当社判断で不適切とみなすトレード行為とみなし、アカウント停止とさせて頂き、利用規約第20条(キャンセル・返品・返金に関して)2項を適用させて頂きます。また、そこまでの処置にはなりませんが、極端な証拠金率における回転率と判断され、注文が入り難くなる場合もございます。
5分以内に合計10ロット以上の高速スキャルピングには制限が付くので、大口のトレーダーには向きません。
反対に0.1ロットや0.5ロットのような取引が中心のトレーダーには、ノースプレッド口座は絶好の取引環境といえます。
「大きなロットでスキャルピング取引したい!」という方は、TitanFXやAxioryという透明性の高い取引環境を実現している海外FX会社がおすすめです。

- NDD方式で高い透明性
- 最大レバレッジ500倍で資金による制限なし
- ZeroPointテクノロジーによるプロと同等の取引環境
- EUR/USD平均0.2pipsの低スプレッド
- MT4/MT5に対応

- NDD方式で情報公開に積極的なFX会社
- 最大レバレッジ400倍
- ナノスプレッド口座の往復取引手数料は$6と業界トップクラス
- 約定率99.99%の実行スピードにこだわり
- MT4/MT5/cTraderに対応
ロースプレッド口座のSNSでの口コミ評判
実際にGemForexのロースプレッド口座(旧ロースプレッド口座)を利用している方の声も紹介しましょう。
やっとゲムの凍結解除された、半年以上かかった… すごい嬉しい
— mfb (@mfb_fx) June 23, 2020
サーバーカスだけどノースプレッド口座は神なのでスキャりまくる
サポートに確認したらノースプレッド口座の通過ペア表示は別物と判明。
— Levaniho (@Levaniho_kari) May 1, 2020
ちゃんと平均の0.3になっていました。
チャット対応丁寧でめっちゃ助かる(´ω`)
GEMFOREXって「あまり良い噂聞かないんだけど・・・」って言われるんだけど、実際に使っている限りだと全然そんなことないし優秀だと思うんだよね。
— ぞうさん@FXの人 (@zousan_rr) April 20, 2020
問い合わせもめっちゃスムーズに返ってくるし、出金も何回もしてるけどいつも1~2営業日で着金するし
このノースプレッド口座なくなったらわいは泣く
SNSではかなり手厳しい意見が交わされるのですが、GemForexを利用しているトレーダーからは良い意見が非常に多い印象でした。
GemForexについての口コミは、以下の関連記事を参考にしてください。
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GemForexのロースプレッド口座の開設方法
ロースプレッド口座は以下の手順で開設できます。
- 1.公式サイトの口座開設画面を開く
- 2.必要事項を入力する
- 3.登録完了メールからログインする
無事にロースプレッド口座を開設できたら、その後は身分証明書の提出を行い、本人確認を進めましょう。
結局ロースプレッド口座がおすすめのトレーダーはこんな人!
ここまでGemForexのロースプレッド口座の取引環境やデメリットについて解説しましたが、結局どのようなトレーダーにおすすめなのかまとめます。
- 30万円以上が用意でき、取引が中心のトレーダー
- ボーナスよりも取引コスト重視のトレーダー
- 裁量取引・スキャルピング取引・両建て取引が中心のトレーダー
GemForexではオールインワン口座とロースプレッド口座の両方を開設できるので、1つ口座を作っておいてはどうでしょうか?